林檎と鼬とオペラとバレエ好きの日記


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エンドユーザーの見た著作権: 総ツッコミ状態の「音楽CD等の流通に関する懇談会」

こちらから公取委での還流防止措置の懇談会議事録を見る事が出来ます。
CD再販制度の話が出ていますので日本のCD価格に関して書く事に。

こちらの議事録にも有りますが、私も日本の再販制度に守られた高額なCD価格は、日本の音楽の普及やCD販売を妨げている要因の一つだと思っています。

私がつい最近HMVで購入したCD、バレンボイム指揮のワーグナーの有名な「ニーベルングの指環」は、バーゲンで購入した価格が6,990円でした。
この曲を知らない方は高いなと思うかも知れませんが、これとても長いオペラで1曲なのにCD14枚組といった大長編です。
元の値段の16,895円でも国産CDに比べれば安いのですけど、このバーゲン価格ではCD1枚500円以下の安さ。
これは極端な例ですが、海外のCDをHMVやAmazonで買っている物に取ってCD1枚の価格と言うと1,500円位の感覚でしょう。

残念ながら日本のポピュラー音楽を聞くと、海外の模倣に過ぎない物が多かったり全体のレベルが高いとはとても言えず、2倍のお金を出して購入する価値のある物がいくつ有るのかと思います。
クラシックにしても、ロシアの作曲家の物をロシア人が演奏したCDが1,500円で購入出来るのに、その同じ曲を日本に居る日本人が演奏した物を3,000円で買おうとは、とても思えないのです。
日本人でも世界トップクラスの演奏家がクラシック畑に何人も居ますが、その人達は殆ど日本に居ないので海外盤で安くCDを購入出来ます。

iTunes Music Storeによって、日本に居ながら海外の音楽を聞く機会がいっそう増える事に成りました。
このような価格を維持していくつもりなら、ますます日本の音楽業界に取って厳しい未来が待っています。
私の愛するオペラで例えるならば、東京でミラノ・スカラ座が椿姫を上演している時に、その2倍の値段で日本の歌劇団がオペラを上演したら客席はガラガラでしょう。
価格差が2倍あるとしたら、その価格差に見合った価値を持たねば売れません。
そのような感覚が、日本のCD業界に欠落していると思います。
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