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佐野元春さんとSMEJ秦幸雄さんのあまりにかけ離れた主張

ここでは、「佐野元春さんとSMEJ秦幸雄さんのあまりにかけ離れた主張」 に関する記事を紹介しています。
ITmediaニュース:レコード会社を離れ、iTunesに向かう日本のアーティスト

過去にソニーのCCCDを拒否して独立レーベルでの楽曲提供を決断した佐野元春さんの、今回のiTMSに対する日経新聞での発言。
「何を使って聴くかは個人の自由。聴く人がいるところには僕の音楽を届けたい」
明瞭で清々しいですね。
私のようにクラシック一辺倒の物でも、iTMSのリストに載ったら買ってみようかと思ってしまいます。

BCN アップル、フィル・シラー氏単独インタビュー、iTMSは音楽をどう変える?

こちらに有るのは、アルバムがシャッフルされて聴かれる事へのコメント。
「アルバムの曲順というのはアーティストの意図を反映したもの。だから、作る立場として、バラバラに聞かれるのはどうかなと『昔は』思っていた。ただ、音楽は、とくに僕らがやっているロックンロールは、リスナーの楽しみにつながるのが一番大切なこと。もしリスナーが新しい楽しみ方をしたいというなら、僕は『それに合わせて別のアイディアを出すよ』という感じで柔軟になってきた。僕らより上の世代だと、アルバムで育って、曲順を壊されるのは嫌だと考えるかもしれないが、僕はぜんぜんかまわない。」
曲のバラ売りに対しては。
「今の時代、僕たち音楽をつくる者たちは嵐の中にいるようなもの。これまでは旧来の仕組みの中で守られていた部分もあった。だけど僕らは権利を守るために音楽を作り出しているわけではない。良い音楽を作り出すために必要なことではあるけれど、権利は誰かにしっかり守ってもらいたい。厳しい時代であるからこそ、良い楽曲をつくるということに対してもっとチャレンジしていくべきだと思う。曲の対価が150円であれ200円であれ、僕らはビジネスマンたちが作った構造に負けないくらいのいい楽曲を作りつづけていくしかない。ソングライターとしてそう思っている」
格好良すぎますね。
大多数のアーティストが心の中でこう思っていたとしても、レーベル側に対して自分の主張をできる人は、ほんの一部なんでしょうけど。

権利と言えば、クリエイターの正当な権利なら良いのですが、時代遅れのおかしな権利を未だにマスコミを集めて主張している人たちがいたりして困ります。

Moto's Web Server
ご本人の関連サイトにもiTMSに関する記述が有ります。

Propeller-head ONLINE: ソニー・ミュージックエンタテインメントの癌

それに比べてレーベル側の主張。
秦「もともとはタダで手に入れていたものですからね。ユーザーにとっては、音楽を楽しむ対価として、それほど安いという感覚はないと思います」
なんなんですかね。
「価格決定権は譲れない」と言ってiTMS参加を送らせているSMEJでデジタル関連事業を統括する秦幸雄コーポレート・エグゼクティブって人の言葉は。
iTMSで音楽を購入している人は、みんな不法ダウンロードで音楽を聴いていた人って感覚ですか。
昔のソニーは、どこへ行ってしまったのか心配になってしまいます。

iTMSに最初から参加している東芝EMIも何かおかしな物を出しそうで。
スラッシュドット ジャパン | 東芝EMIから新たなCCCD登場

音楽配信の前に先が見えて来たCDに、とどめを刺して早く抹殺しようとの意図なら理解できたりしますが。
例によってまたまたMac非対応ですが、今までのCCCDみたいに効果が全く発揮されず何事もなかったようにMacでは取り込めてしまうのなら良いのですけど。
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sakiです。いろんなところで話題になっていますが、iTMSを支持する動きはもう
2005/08/14(日) | empirical field