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初音ミクはネットにより広がって行く

ここでは、「初音ミクはネットにより広がって行く」 に関する記事を紹介しています。
クリプトン・フューチャー・メディアに聞く(4) 最終回:JASRACモデルの限界を超えて――「初音ミク」という“創作の実験” - ITmedia News
だがJASRACに信託すると、2次利用の連鎖が生み出した創作のサイクルが止まる。信託楽曲になった「みくみくにしてあげる♪【してやんよ】」は、カラオケや着うたになった代わりに、ミク楽曲配信ブログパーツ「ふるみっくプレーヤー」から消え、ミク曲のまとめサイトから歌詞や動画が消えた。

初音ミクから生まれたオリジナル曲のネットでの広がり。
それがJASRACに登録された途端、止まるどころか消し去られてしまう事に成ります。
逆に言えば、JASRACが自分達の管理する曲をネット上から排除し続けているからこそ、初音ミクが歌う曲がより皆に使われ、聴かれる事に成っているとも言える訳です。

それが判っているからこそクリプトンの伊藤さんはBlogの中で。

着うた配信の経緯(2):メディアファージ事業部 ブログ
まず弊社自身がJASRAC登録を行うということは「あり得ない」です。権力に迎合する姿勢は弊社のポリシーに合いませんし、そんなことをすればどんな混乱が待っているか良く理解しています。
このような見解を書いていらっしゃいます。

勿論自分で作った音楽が、誰でもどんな場合でも無料で利用出来るならば、世の中に広まる可能性は高くなっても職業としては成り立ちません。
しかしJASRAC登録曲と言えども、直接お金を払わなくても耳にする場面はいくらでもあります。
他の誰かが払っている場合も有りますが、自分達の曲の宣伝の為利益を度外視している事も有るでしょうし、中には著作権の権利を差し出してまでTVで放映して貰う新人歌手とかが居ると聞きます。

そんな事をするくらいなら、ある程度の基準を作ってネットで無料使用を認めたりすれば皆に知ってもらえて良いのではと思いますけど、そのような事をJASRACに登録してしまうと出来なくなってしまうのです。
しかも、自分の友人や親類縁者にいくら頼まれようとネット上で無料使用は出来ませんし、自分で作った曲を自分でもネット上で使用出来ないなどと、全く訳の判らない事態も発生する始末。

それを嫌ってかゲーム内で使われる曲などはJASRACに管理委託しないケースも多く見かけられますが、まだまだ通常のCD発売されるような曲はJASRACがほぼ独占状態ですから、他の著作権を管理する所がもっと大きくなって競争原理が働かないと、いつまでたっても日本のネットにはメジャーな人の曲は流れない事に成るのでしょうね。

Anime Todayでは日本語の曲が流れるのにストリームでは一切流れない。
こんな状況を初音ミクに少しでも変える手助けをして欲しいと思いますが、ちょっと荷が重いでしょうか。

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